【おすすめ記事】介護美容というアプローチも

心健やかに生きるための介護

高齢者のQOL向上を支える仕事をするために「優先順位を決めてから職場を選ぶ」

希望が叶う職場で働くために

高齢者と介護職員、双方のQOLを重視した施設で働きたいなら、働く施設は慎重に選びましょう。施設を選ぶポイントを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

希望が叶う職場で働くために

施設を選ぶポイント

まず注意しておきたいのが「必要な人員が適切に配置されているかどうか」です。施設のパンフレットを見てみると笑顔で高齢者に接している職員の写真を多く見かけると思いますが、実際はそうではありません。職員の仕事は起床を促すことからはじまり、着替えや洗顔、食事の介助、入浴や排泄の介助、通院の準備など慌ただしく1日が過ぎていくスケジュールです。このスケジュールは特別養護老人ホームなどの入所型施設に限ったことではありません。デイサービスなどの通所型施設でも同じことが言えます。
しかし、忙しいからと言って「人材が足りていない」というわけではありません。介護保険法で人員基準が定められているため、必要とされる人数を確保している施設も多いのですが、高齢者の介護度が重くなればなるほど必要とされるサービスの量は増加していきます。人員が足りているかどうかをチェックする際は、単純に職員の人数を確認するのではなく「介護サービスの量に合わせて安全に介護が提供できる体制が構築されているかどうか」に注目しましょう。
職員の人数が足りなければ事故やトラブルが発生するリスクも高まります。「必要とされる人数がしっかり確保できている施設」を選べば間違いはありません。

働きやすさは人それぞれ

離職率が低い施設=働きやすい施設、ですが、全ての人にとって働きやすい施設かどうかは別問題です。「明るくにぎやかなムードが働きやすい」「落ち着いた静かな環境の方が集中しやすく働きやすい」といったように働きやすさは人それぞれ違います。働きやすい職場を探す前に「職場に何を求めているのか」を明確にしておきましょう。仕事の内容や給料、休日、福利厚生など、生活の背景や将来のビジョンによって差が生じてくるはずです。給料アップやキャリアアップを目指している人は短時間業務やイベントが多い施設だと働きにくいと感じてしまうかもしれません。

優先順位を決めよう

自分の求めているものが明確になったら、次は優先順位を決めましょう。整理しやすいようにノートに書き出すのもひとつの方法です。
目的を明確にし、優先順位を決めることで、労働条件を見比べたときにスムーズに判断できるようになります。さまざまな角度で分析することで本当に自分に合った施設かどうか見極めることができるでしょう。しかし、見極めるためには材料となる情報をなるべく多く入手しなければなりません。施設のホームページや求人票でもある程度確認できますが、転職サイトを活用するとより細かい情報を得ることができます。特に介護業界に特化した転職サイトは、知りたい情報をピンポイントで入手できるのでおすすめです。